プロポリスってどんなもの?
皆様はミツバチと聞くと、何が思い浮かびますか?
最初にハチミツを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。
パンやヨーグルト、紅茶やカレー、肉料理に調味料としてなど、
色々な用途があるハチミツ。
そんなハチミツの他に、最近では『プロポリス』という名前も耳にしたことがある人も多いと思います。
では、実際のところプロポリスってどんなものなのでしょう?
プロポリスとは、ミツバチが花、樹木の新芽やつぼみ、樹皮などから 集めた樹液や色素などに、 ミツバチ自身の分泌液を混ぜて巣に貯えた抗菌・抗酸化物質です。 ミツバチが作りだすものですから、その産地、収集時期、起源植物、 抽出方法によって構成成分が異なります。 |
ミツバチたちにとって、
プロポリスはさまざまな役割を果たしています。
巣の中を無菌状態に保ち、外敵の侵入を防ぐ役割のほか、巣の修復、巣の中の温度、湿度調整、
外から帰ってくるミツバチたちを消毒する役目もあるそうです。
そんな万能なものを自分達で作りだしてしまうミツバチ。
すごい能力ですよね。
プロポリスは昔から使われていた!?
プロポリスは、同じ蜂産品であるハチミツやローヤルゼリーよりも採取できる量は非常に少なく、人の手で増量合成のできない貴重品なのですが、昔から人々に利用されていたそうです。
古代エジプトではミイラの防腐剤として、古代ギリシャ、ローマでは皮膚疾患、切り傷、感染症などの予防や治療に使われていたという記録が残されています。
現在、ヨーロッパや南米の一部の国では、皮膚の外傷や口腔ケア製品などに利用されています。
予防に役立つ心強い味方
プロポリスの含有成分は原産地の樹木や花、ミツバチの種類によって異なりますが、主にフラボノイドやアミノ酸、ビタミン、ミネラルなどの成分で構成されています。
中でもブラジル産のものは他の産地のものに比べて活性成分が多く含まれ質が高いと言われており、グリーンプロポリスと呼ばれているそうです。
季節の変わり目や風邪、ウイルスの流行時、花粉飛散時期など体調を崩しやすい時期に、
予防を意識してプロポリスを取り入れてみるのも良いかもしれませんね。
※針葉樹やヤナギ科の植物(ポプラなど)、サリチル酸、ハチの生産物にアレルギーの
ある場合は、摂取を避けた方が良いと考えられますので、お気を付けください。