春の訪れと体調の変化

春の訪れと体調の変化

春の訪れと体調の変化

気が付けば3月も下旬、段々と日中の気温も上がり、急に春めいてきました。

寒い季節から久しぶりの暖かい季節、桜なども咲きはじめてなんとなくウキウキしますね。

しかし、そんな気持ちとは裏腹に、気候の急劇な変化に身体は少し戸惑い気味ではないですか。

日本では、2月や3月は低気圧と高気圧が交互にやってくる気圧配置になり、そのため天候が目まぐるしく変わります。気圧、気温の変化は1日の間でも大きくなります。

この時期になると、自律神経の乱れが…とか、バランスを整えないと…よく耳にするようになりますが、どうして自律神経が関係あるのか考えてみたいと思います。

 

自律神経のお話

自律神経とは、交感神経と副交感神経からなる、自分の意思とは無関係に身体を調整している神経の事です。

そのうち、交感神経は心身を活動状態に向かわせ(緊張、興奮状態に導き)、副交感神経は心身をリラックスさせ、鎮静状態に向かわせる(回復状態に導く)働きをし、日々、バランスをとりながら身体の働きを調節しています。

       バランスをとるイメージ        

自律神経は気圧、気温の影響も受けるので、季節の変わり目には知らないうちに身体に負担がかかっています。

 

冬から春に向かう時期は、交感神経の働きが段々と優位になり身体は活動的に向かいますが、交感神経優位の体力消耗と寒暖差の繰り返しによる疲労によって、疲れやだるさを感じやすくなります。

 

                                                  

交感神経優位⇒活動的・緊張状態

また、低気圧の影響でも日中に眠気やだるさを感じやすくなります。

さらに、日照時間が長くなることで活動時間も増え、心身を回復させるための副交感神経が優位な時間が減ることになります。

そうなると、次の日に疲れが残っていたり、めまいや立ちくらみなどを起こすこともあり、スッキリ起きるのが辛くなるのです。

加えて、花粉症などのアレルギーを持つ方は、さらに憂鬱な季節に感じますね。

 

快適な春を過ごすために

春に限らずですが、自律神経のバランスを整えて快適に過ごすために大事なことを挙げてみます。

①食事を抜いたりせず、偏った食事を避け、規則正しくバランスの良い食事を摂る。

 3食毎度バランスを摂るのは難しくても、1日、1週間トータルで考えてみましょう。

      

 

②適度な運動をする。日光を浴びる。

 週に23日でも、気分転換に外で活動できると良いですね。

 運動したり、日光を浴びることで、自律神経のバランスを整えるホルモンが分泌されます。                                           

 

③湯船に浸かってリラックスする。

 シャワーだけで済まさずに、湯船に浸かって身体を温めることで、眠りの質を良くします。

 

身体を温めてリラックス~♪